版権 詩
『ステラ』
1人の女の子がいた
その子の名前は ステラ 彼女は 軍人だった
世界の裏で”造られた” 戦うだけの 人形
彼女には
同じ施設にいた仲間がいた 2人だけだったけれど
本当は いっぱいいた でも 殺してしまった
”生きて”ゆくために ”戦って” 3人は”生きた”
けれど 記憶を変えられ
大人にとって ”兵器”でしかなかった 使い勝手のいい 兵器
それでも 彼女は 幸せに生きた
シンという 1人の少年がいてくれたから
「昨日」が ない 「明日」も ない
それをくれるきっかけを くれたのは 彼だった
シンが迷った時
彼女は
「昨日」が「明日」がある喜びを 伝えた
「幸せ」と 「「明日」があるの」と
「好き」 この気持ちは
本物だった
伝えたかった 気持ちだった
大切だから 好きだから
ステラは幸せに生きた 生きることが出来た
シンがいてくれたから
だから 本当の
「明日」を もらえた
シンは一生 ステラを忘れない
彼女という 命を
海辺で踊っていた
あの幸せそうな 姿を
どうか 幸せに 安らかに
眠っていて
ステラ
二度と辛いことはないから
どうか 安らかに
少女の父達が守った国があった その国の名は オーブ
ほんの一握りしか残っていなかった 中立を守り抜いた国
戦火の中 戦争を止めるために
彼らは戦った 未来のために
それでも 連合の物理による勢力は圧倒的だった
オーブは支配下になる事を 死を覚悟に
戦争を止める 若き戦士達を 国の意思を 宇宙に送り出した
その国は 意志を貫き通したのだ
その証は 終戦
新たな国主は少女だった 少女は オーブの獅子の愛娘
大戦で自らも戦場に駆った 幼き少女 彼女は明るく 活発な少女だった
けれど
彼女の”子供の時間”は終わった
”国主”になると 同時に 終わってしまった
そして また戦争が始まってしまった 一方的に 核を打ち込むという
連合の策略は 打ち砕かれはしたけれど
また 激しい戦火が世界を覆った
前の大戦では
誤った世界を止めるべく 宇宙に上がった彼女達は
この戦争では 二つに分かれた
少女は国に残り国主としての役目を果たす事を選んだ
それは 正しい選択だった
”子供として”ではなく”大人として”
”姫君”でも ”第三勢力の一人”としてでもなく ”オーブの若獅子”としての選択といえた
幼かった彼女の面影は 既に消え去り
”大人”としての彼女が羽ばたき始めたのだ
閣僚と共に国を守るべく
出来るだけの対策を講じた彼女達にできるのは 祈る事だけだった
宇宙に上がった兄弟を 愛するものを 皆を支える歌姫を
自分を信頼し 戦ってくれるものを
その無事と 作戦の 戦いの成功を
祈る事だけだった
宇宙での戦いの後ようやく戦争は終わった
でも まだこれからなのだ
本当に大変なのは これからなのだ
けれど 大丈夫
彼女達がいるのだから
もう二度と 間違った道を選びはしない
世界は 人々は 平和な世界を作っていこう
どこでもない
この オーブから
自分を造ったのは傲慢な科学者達だった
「きっとできる」 「金のために」
そんな 愚かな思いから
造られた ”もう1人”は
全てを憎んで 壊そうとして 戦って 死んだ
”彼”を殺した奴を キラ・ヤマトを殺したあとは
自分も死んでしまうだろう
そう 思っていた
「その命は君だ」 「”彼”じゃない」
その言葉に
不覚にも 心が救われたように感じた
心が 楽に 軽くなったように感じた
自分は”ラウ”ではない
”レイ”なのだ と
だから だから
彼の その仲間の 未来を守るために
ギルを 撃った
辛かった
「なんてことをしたのだろう」と 悔やんだ
それでも 間違っていたのは
自分達だと気付く事ができたから だから 撃った
でも ギルは
安心したように微笑み 死んでいった
どこか 満足そうに
彼を愛した女性
彼女は「よく頑張った」といってくれた まるで 母親のように
その言葉に 温かさに すごく 安心した
なぜかは わからない
でも なんとなくはわかっていた
”母親”という 存在と重ねたのだ きっと
”母親”という 存在はもとより なく
わからないはずのことでも それでも なんとなくわかった
これが”母親”という存在なのだと
未来は”彼ら”に ゆだねられる
キラに アスランに ラクスに カガリに そして シンや ルナマリア メイリンたち
彼らなら 間違わないで未来を造っていってくれるだろう
その時を 俺は 願おう
本当の 平和が
”俺達”のような子が 生まれないような
新しい 未来がくることを 造りだされることを